土井 淳コーチ・監督９３→８０→８１／岡山東商・明治大
５６〜６８在籍。明大５人衆として秋山らとともに入団。Ｖ１戦士。オールスター７回出場。
初の海外キャンプ（メサ）をはる等球団もバックアップ。しかし秋山に引き続きＶ１戦士の監督業は散々なものとなり、８１年シーズン途中(９月２４日）で休養し、山根コーチが残り試合の指揮を務めた。
この８１年頃から横浜大洋銀行といわれ出し、地元ファンは離れていったものである。
なお、３人目のＶ１監督が出たのは近藤昭仁である。やはりトホホだった。
横浜移転以来２０年余、土井と近藤昭の二人しか生え抜き監督がいないし、成績も大したことがない。次ぎの生え抜きは石井琢監督か？
７８〜７９一軍ヘッドコーチ。８０〜８１監督。
その後阪神で吉田政権のヘッドコーチを勤め、野村、長崎と共に優勝を経験する。
戸塚 友行投手５５／古河一高
在籍８４（５）〜８８
大門と同期。常に大門と比較されつづけたが、遂に追い抜くことはできなかった。
アメリカ留学経験あり。
友利 結（デニー）投手３０／興南高
在籍８７（１）〜９６（西武）
ご存知デニー。お姉さんはジャクリーン。阿波野のハズレ１位。
起用方法に不満でトレード志願。９７年に長見と交換で西武へ。日本シリーズ第１戦での「デニーコール」は記憶に新しいところ。２００２年は西武の選手会長に。
豊原 経久打撃投手８３／日大藤沢高
現役時代は阪神（７８（６位）〜８１）。
大洋での選手登録はなし。在籍８２年〜８５年
ジム・トレーシー外野手２０／カブス
在籍８３〜８４
Jim Tracy
ニックネームは「トレちゃん」
１年目は３割を残したが、２年目シーズン開始早々に起用方法（代走を出された）を巡り関根監督とトラブルを起こし、帰国してしまった。関根は、トレーシーの顔が嫌いだったらしい。
トレーシー（牛込）側の言い分：開幕２戦目のヤクルト戦でスミスのハーフライナーをヒットにしてしまった。これは判断に迷ったが後逸すると逆転のケースなので大事をとった。これが首脳陣には怠慢プレーに見えたようで翌日の６回裏にペナルティー的に代走を出された。これにトレイシーはプライドが傷つき激怒。「関根の説明があるまで試合に出ない」と広島大阪遠征をボイコット。退団となった。
関根側の言い分：トレーシーは開幕前に捻挫し完治していなかった。トレーシーは同点のランナーである。彼にもう一度打席が回ってくる可能性は少なく、彼の足の状況ではホームへ帰ってくるのが難しいと判断し代走を送った。これは極めて常識的な判断だった。ところが彼はこれに激怒した。「いくら足が万全でないとはいえ、ゲームに出ている以上はあらゆるプレーに対応できる」という自信があったのだろう。私は彼がそんなに怒っているとは思ってもみなかったから、これにはびっくりしてしまった。球団では社長自らトレーシーの家まで出向き説得にあたろうとしたが門前払いである。今から思えば田代、レオンの後の６番という打順も気に食わなかったのかもしれない。
スクーター「トレーシー」のＣＭ出演も。いまや、メジャーの監督だ。大洋の監督やってくれんかな。無理だろーな。
